お知らせ

下の写真は3月に実施されたコンサルテーションの一場面です。 自閉症支援を専門とする大学の先生に来ていただいています。

今年度のメンバーは各事業所で管理者やサービス管理責任者を務める役職者、言わば法人のコアメンバーたちで、テーマは自らが人材育成の力をつけることです。これはかなりハードルが高く受講する様子も真剣です。

対人支援の現場では答えが決まっていることはめったにありません。常にＰＤＣＡサイクルの連続です。経験のあるスタッフであっても、利用者支援に行き詰まったり、チーム運営でヒントをもらいたくなったりする時があります。コンサルティングはまさにそうした状況をほかのメンバーと話し合い、打開していく学びの場となっています。

当法人では毎年、年間１０回以上のコンサルティングを行っていただき、支援スキルのボトムアップを図ってきました。今年度は役職者を対象としましたが、過去には事業所単位で実施したこともあります。その時は様々な経験年数のスタッフが参加して実施され、スキルアップとともに支援の方向性の統一にも効果がありました。

支援力の向上は利用者の生活の質を上げることが目的ですが、その効果はそれでだけではありません。学びの中からスタッフも成長し、この仕事に対してモチベーションを持ち続けることができるのです。自らの成長を感じ、それをまた利用者に還元していける。私たちはそんな職場をめざしています。